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web広告に関する情報とかを書いていきます

これでOK!「 アドテクノロジー入門」

 


オーディエンスデータの管理


オーディエンスデータは「一人に対してユニークに振られたID」と「IDに不可されている情報全般」
を示している。
IDには、ブラウザのCookie ID、会員ID、ユニークIDなどが存在します。

また、ユニークに振られたIDには、Web閲覧履歴、検索履歴、購入履歴などの情報が含まれています。


アドテクノロジー業界では、、ブラウザのCookieIDを使ったリターゲ広告やオーディエンスターゲティングなどで利用されています。この場合、ブラウザのCookie IDが変化してしまい、オーディエンスデータが不完全になる課題となっている。それらの課題を解決するためのデジタル技術やIPアドレスなどを使ったターゲティングなどCookieを使わないターゲティング技術が日々進化しています。


インフラの進化

保持や活用の部分に関してインフラ面も進化を続けている。オーディエンスのデータは、KVS(KeyーValue store)と言われるIDキーにして、IDに対して値を登録するタイプのデータベースを利用して管理されています。


オーディエンスデータのリッチ化
 KVS技術の進化によって、オーディエンスが保有できる値の数やバリュエーションを増やすことが
でき、オーディエンスデータがリッチ化されます。これにより、ターゲティング広告のバリエーションやデータ分析のバリュエーションは増加し、さまざまな場面でメリットが発生する。

具体的には、オーディエンスに対して適切なタイミングで広告を出したり、オーディエンスがコンバージョンに至る経路がわかったりするようになりました。
こういった技術進化の背景は、DMPがあります。

DMPについて


DMPとは、利用者が持つオーディエンスデータと、第三者が持つオーディエンスデータを一元管理し、分析できる。

これらのデータを活用して、mailやディスプレイ広告費、コンテンツマーケティングに活かすことも
可能。また、DMPは第三者データに付加価値を与え、Webサイトやクライアントをまたいだオーディエンスデータの売買を可能にしました。そのため、データチェンジは、オーディエンスデータを豊富に持ったメディアの新しいマネタイズ方法として注目されています。

また、DMPは大きく分けて、2種類あります。
①プライベートDMP
 プライベートDMPは、広告主またはメディアに閉じた利用を目的としています。主に顧客
データベースを作成して、各チャネルに使う予算の配分や施策効果の最適化を測るために作られます。

②パブリックDMP
自社メディアの属性、自社メディアの競合を知り得ることができます。
パブリックDMPは、このようなマーケティング用途に使われることが多く、プライベートなDMPが
既存顧客データベースの運用という立ち位置とするとパブリックなDMPは見込み顧客の発掘という
立場になります。


DMPの果たす役割の一つにIDの統合管理があります。


このID管理統合の際に、どのIDを基盤IDにするかがポイントになります。
基盤となるIDとしては可能な限りIDの数が多く、活用しやすいものが望ましいでしょう。
ID数が多いという側面からブラウザのCookieIDを利用する。活用しやすいという側面から会員ID
が利用されると考えられる。


リアルタイム性
デジタルマーケティングの利点として、リアルタイムにオーディエンスデータを収集でき、即座に
アクションに反映できる点にあります。また、タイムリーなターゲティングを実現させる機能として
オーディエンスデータのクラスタリングや類似とった機械学習を伴う処理技術が含まれてきます。
この処理を必要な十分なデータで限りなくリアルタイムに行うことはエンジニアリング的に非常に難しい課題です。且つ技術力を持った会社かどうかという評価ポイントとして挙げることができます。